小学生・中学生のスマホ所持率|2026年公表データを学年別に整理
「まわりの子はどれくらいスマホを持っているんだろう」と気になって、所持率を調べる方は多いと思います。ただ、スマホの所持率は調査によって聞き方と分母が違うので、数字だけを見ると読み違えやすいデータでもあります。
この記事では、楽天グループで働くパパとして、小学生・中学生のスマホに関する最新の調査を、調査時期・対象・分母・質問の内容とあわせて整理します。数字は2026年10月2日時点で公開されているものです。
結論:数字は「何を調べたか」で変わる
先に、この記事で扱う2つの調査の要点です。
| 調査 | 分かること | 主な数字 |
|---|---|---|
| NTTドコモ モバイル社会研究所(2025年11月調査) | 子供専用のスマートフォンを持たせている割合(学年別) | 小学5年生 51%、中学1年生 85% |
| こども家庭庁(令和7年11月〜12月調査) | インターネットを利用している青少年のうち、スマートフォンで利用している割合 | 小学生(10歳以上)49.0%、中学生 85.5%、高校生 97.8% |
学年別の「所持率」にあたる数字を確認できるのは、1つ目の調査です。2つ目の公的調査は所持率ではなく利用率で、分母も異なります。2つの数字を同じ系列として比べたり、つなげて推移として読んだりしないように注意してください。
学年別のスマホ所持率(子供専用のスマートフォン)
NTTドコモ モバイル社会研究所が2026年1月26日に公表した調査では、学年別に「お子様専用としてスマートフォンを持たせている割合」が示されています(初めてのスマホの所有 低年齢化進み、調査開始以降初めて女子は10歳を下回る)。
公開されているデータを表にすると、次のとおりです。
| 学年 | 回答数 | スマートフォン | キッズケータイ | 携帯電話未所有 |
|---|---|---|---|---|
| 小学1年生 | 128人 | 9% | 4% | 88% |
| 小学2年生 | 124人 | 19% | 7% | 74% |
| 小学3年生 | 126人 | 25% | 7% | 68% |
| 小学4年生 | 120人 | 37% | 13% | 50% |
| 小学5年生 | 140人 | 51% | 11% | 38% |
| 小学6年生 | 142人 | 54% | 7% | 39% |
| 中学1年生 | 120人 | 85% | 0% | 15% |
| 中学2年生 | 142人 | 86% | 3% | 11% |
| 中学3年生 | 158人 | 89% | 2% | 9% |
※公開データは整数です。合計が100%にならない学年があります。
この調査の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 調査名 | 2025年親と子の調査 |
| 調査時期 | 2025年11月 |
| 公表日 | 2026年1月26日 |
| 調査対象 | 全国の小学生・中学生とその親 |
| 回答数 | 1,200組(小中学生1,200人とその親) |
| 調査方法 | 訪問留置調査 |
| 抽出・割付 | 層化二段抽出。性別・学年・地域・都市規模の人口分布に比例して割付 |
| 定義 | お子様専用としてスマートフォンを持たせている割合。スマートフォンとキッズケータイの両方を持たせている場合は、スマートフォンとして集計 |
| 出典 | NTTドコモ モバイル社会研究所ホームページ |
表から読み取れること
- 子供専用のスマートフォンを持たせている割合は、小学5年生で51%と半数を超える
- 中学1年生では85%で、中学2年生は86%、中学3年生は89%
- 小学6年生(54%)と中学1年生(85%)の間に、31ポイントの差がある
- キッズケータイを持たせている割合は、小学4年生の13%が最も高い
この表は、同じ時期にそれぞれの学年の子供を調べた結果です。同じ子供を何年も追いかけた記録ではないので、「小学6年生から中学1年生になると31ポイント増える」という変化を直接示すものではありません。
初めてスマホを持つ年齢
同じ調査では、スマートフォンを持たせている子供を対象に、持ち始めた年齢も調べています。
- 所有開始年齢の平均は10.2歳(男子10.4歳、女子9.9歳)
- 最も多い年齢は、男女とも12歳
こちらは「スマートフォンを持たせている子」が対象で、持っていない子供は含まれません。
公的調査で分かるスマホの利用状況(こども家庭庁)
公的な調査としては、こども家庭庁の「令和7年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」があります(報告書)。こちらで分かるのは所持率ではなく、インターネットを利用している青少年が、どの機器で利用しているかです。
この調査の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 調査名 | 令和7年度 青少年のインターネット利用環境実態調査 |
| 調査期間 | 令和7年11月1日〜12月18日 |
| 報告書の公表 | 令和8年3月 |
| 調査対象(青少年調査) | 令和7年11月1日現在で満10歳から満17歳の青少年5,000人 |
| 有効回収数(青少年調査) | 3,060人 |
| 回答者 | 青少年本人 |
| この記事で使う質問 | 「インターネットを利用している機器をすべてえらんでください」(いくつでも)、「機器を自分専用または共用のどちらで使っていますか」 |
回答した青少年のうち、インターネットを利用していると答えたのは99.0%(3,030人)です。次の学校種別・年齢別の割合は、この3,030人を分母にしています。
スマートフォンでインターネットを利用している割合(学校種別)
| 学校種 | 回答者数 | スマートフォンで利用 |
|---|---|---|
| 小学生(10歳以上) | 847人 | 49.0% |
| 中学生 | 1,199人 | 85.5% |
| 高校生 | 972人 | 97.8% |
この調査の「小学生」は、満10歳以上の小学生です。小学1年生から3年生は含まれません。
スマートフォンでインターネットを利用している割合(年齢別)
同じ報告書には、年齢別の数字も掲載されています。
| 年齢 | 回答者数 | スマートフォンで利用 |
|---|---|---|
| 10歳 | 277人 | 40.8% |
| 11歳 | 353人 | 51.6% |
| 12歳 | 360人 | 66.7% |
| 13歳 | 404人 | 84.7% |
| 14歳 | 413人 | 84.0% |
| 15歳 | 379人 | 93.1% |
| 16歳 | 409人 | 97.8% |
| 17歳 | 435人 | 97.5% |
10歳で40.8%、12歳で66.7%、13歳で84.7%です。こちらも、それぞれの年齢の青少年を同じ時期に調べた結果です。
なお、この質問では「スマートフォン」と「契約していないスマートフォン」が別の選択肢になっています。上の数字は「スマートフォン」と答えた割合です。
スマートフォンを自分専用で使っている割合
スマートフォンでインターネットを利用している青少年に、その機器が自分専用か共用かを聞いた結果です(報告書28ページ)。
| 学校種 | 回答者数 | 自分専用 | 保護者と共用 | 兄弟・姉妹と共用 |
|---|---|---|---|---|
| 小学生(10歳以上) | 415人 | 74.9% | 17.1% | 6.3% |
| 中学生 | 1,025人 | 95.4% | 2.6% | 1.4% |
| 高校生 | 951人 | 99.1% | 0.3% | 0.2% |
※「兄弟・姉妹と共用」は、調査票の選択肢「保護者とは共用ではないが、兄弟・姉妹と共用で使っている」の割合です。
分母はスマートフォンでインターネットを利用している青少年です。「中学生の95.4%が自分専用のスマホを持っている」という意味ではなく、「スマートフォンでインターネットを利用している中学生のうち、95.4%が自分専用のものを使っている」という意味になります。
9歳以下の子供(保護者が回答する別の調査)
9歳以下については、同じ報告書の中に、保護者が回答する別の調査(低年齢層のこどもの保護者調査)があります。子供がインターネットを利用していると答えた保護者(1,434人)のうち、子供がスマートフォンで利用していると答えた割合です(報告書151ページ)。
| 年齢 | 回答者数 | スマートフォンで利用 |
|---|---|---|
| 6歳 | 167人 | 19.2% |
| 7歳 | 241人 | 25.7% |
| 8歳 | 231人 | 30.7% |
| 9歳 | 282人 | 35.5% |
| 小学生(6〜9歳) | 824人 | 29.9% |
この調査は保護者が回答していて、10歳以上の青少年調査(本人が回答)とは回答者が異なります。9歳と10歳の数字を1本の線でつなげて読むことはできません。
「所持率」「利用率」「自分専用」の違い
ここまでの数字を、定義ごとに整理します。
| 呼び方 | 何を聞いているか | 分母 | この記事での出典 |
|---|---|---|---|
| 所持率(所有率) | 子供専用としてスマートフォンを持たせているか | 調査に回答したその学年の子供 | NTTドコモ モバイル社会研究所 |
| 利用率 | スマートフォンでインターネットを利用しているか | インターネットを利用している青少年 | こども家庭庁 |
| 自分専用の割合 | 利用しているスマートフォンが自分専用か | スマートフォンでインターネットを利用している青少年 | こども家庭庁 |
数字を引用するときは、次の点に気をつけてください。
- こども家庭庁の「利用率」を所持率と呼ばない
- 「利用率」と「自分専用の割合」を掛け合わせて所持率を計算しない(調査がそのような数字を公表していないため)
- 調査対象・分母・実施時期が違う数字を、同じ系列の推移として並べない
- この記事で扱っている公的調査はこども家庭庁の調査です。ほかの省庁の調査ではありません
数字が上がる背景を考えるときの注意
どちらの調査でも、小学校高学年から中学生にかけて数字が高くなっています。ただ、調査から直接分かるのは「その時点での割合」までです。
- なぜその学年・年齢で高くなるのかという理由は、これらの数字からは分からない
- 割合が高いことは、その学年で持たせるべきだという意味ではない
- 回答者数が少ない区分では、数ポイントの差は誤差の範囲に入ることがある(こども家庭庁の報告書では、回答者数500人・比率50%のときの標本誤差の目安は±4.4ポイントとされています)
持たせる時期は割合だけで決めない
所持率は、家庭で話し合うときの参考にはなりますが、持たせる時期を決めてくれる数字ではありません。通学の距離、習い事、家族との連絡手段など、家庭ごとの事情のほうが判断の材料になります。
我が家でも、娘にいつスマホを持たせるかは「何割が持っているか」ではなく、何のために必要かから考えたいと思っています。
- 持たせる時期の考え方:子供のスマホはいつから?学年・タイミング別の考え方
- 持たせたあとの家庭のルール:中学生のスマホルールの決め方
楽天モバイルで始めるときに確認する記事
子供のスマホを楽天モバイルで始める場合は、次の記事で手続きや料金を確認できます。
まとめ
- 学年別の所持率:子供専用のスマートフォンを持たせている割合は、小学5年生で51%、中学1年生で85%(NTTドコモ モバイル社会研究所、2025年11月調査)
- 公的調査の利用率:インターネットを利用している青少年のうちスマートフォンで利用している割合は、小学生(10歳以上)49.0%、中学生85.5%、高校生97.8%(こども家庭庁、令和7年度調査)
- スマートフォンで利用している青少年のうち、自分専用のものを使っている割合は、小学生(10歳以上)74.9%、中学生95.4%、高校生99.1%
- 所持率・利用率・自分専用の割合は、定義と分母が違う。掛け合わせたり、1本の推移として並べたりしない
- 持たせる時期は、割合だけでなく家庭の事情から考える
子供のスマホデビュー全体の流れは、子供のスマホデビュー完全ガイドでまとめています。
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